あらすじ・内容紹介
『私を生んだのは姉だった』小説家の解良(けら)は、万能著述支援用マシン“ワーカム”から、言語空間を揺るがす文章の支援を拒否される。友人の古屋は、解良の文章が世界を崩壊させる危険性を指摘するが・・・・・「綺文」ほか、地上800階の階層社会で太古の“小説”を夢見る家族の物語「没文」、個人が所有するポットで言葉を育てる世界を描いた「栽培文」など9篇の連作集にして、神林言語SFの極北。第16回日本SF大賞受賞作
帯情報
世界が「言葉」で変わる
変容し増殖する異次元がネットで人を変えていく
人と機械の行き着く先は
ひとつの言葉が世界を変えた──
万能著述支援用マシン"ワーカム"を結ぶニューロネットワークに、ある時、異次元言語空間が生まれた。
ネット内で変容し増殖する異次元は、人々の言語中枢を浸蝕していく。
そして世界は・・・